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舟と天原と青海原

「フ子」(フネ)の言霊のもとが、
「アフ子」です。アは起言といって、省くことができるので、フ子つまりフネになるのです。
註・・・山口志道の言霊学ではネは子と書きます。

小坪の海と空4

なぜアフ子なのかというと、これは仰向けに寝ることだそうです。
アフとは、あおぐ(仰ぐ)の古言で、アフぐから来ます。
おもしろいのは、「男子は伏寝、女子は仰寝なり」と志道がいっていることです。
どうして仰臥(ぎょうが)が女性の寝方なのか。また、男性が伏寝なのか。性交の姿を思い浮かべるか、天と地の位置関係を考えるか、それはあなたにまかせましょう。

とにかくここでは、伏寝ではなく、仰向けのアフネのほうを、海に浮かべ櫓や櫂でこぐ、あの乗り物を指す語に定め、フネという名を負わせたということに着目したいと思います。
まず形をイメージすると、仰向けに寝るということは腹を見せて寝ることですが、木をくりぬいてボート作ったら、どっちがお腹でどっちが背中か。これは簡単ですね。水に浮かべるときは伏せるわけにはゆかないので、くりぬかれた側が腹のほうになって、海に浮かべたときは天空を仰いでいるかっこうとなります。

原典は「船神は女体なり」といっています。
ちなみに帆とは、フクロの反し(hukuroを約めるとhoになるから)のホで、風を納袋(入ルルフクロ)という言霊です。

小坪の海と空2

水穂伝の五十音の成り立ちの法則からすれば、このことは非常に理にかなっています。
地にあるのが陰すなわち女。
天にあるのが陽すなわち男。
水は軽くして澄みのぼり天をめぐるけれど、やがては地にくだって山海を成す。
火は重くして地に続き、大地を形づくりながら、やがて天にのぼって太陽や月や星となる。そこで、天は陽、地は陰となるが、互いに常に交合しながらさまざまな働きを行うのが、水と火、すなわちイキのくみあいからみあいによりさまざまな法則を分有する言霊であることになる。

ちなみに、天原(アマハラ)とは、アは天、マは「向」き合うという法則の言霊、ハラは広いということで、空と海とが「向伏(ムカブシ)て広大なる」つまり一方は伏し、他方はこれを受けるという感じに出会い、溶けあってはてしなく広がるという意になる。
青海原というのは、アヲは蒼穹の蒼、ウナは言霊返しの法則でアとなり、天のこと。
つまり、天(空)も海も青一色にして互いに向き合い接してひとつであることを、アヲウナハラと呼ぶという。

小坪の海と空3

水と火、女と男、天と地。
それらは向き合い、調和した性質と働きを現わすために助け合う。

フネという言霊は、だから海に浮かんで、天を仰ぎ見、天地の波動が交流する
ひとつの調和した受け場ともいえるのではないかなと思ったのですが、いかがでしょうか。
空には太陽や月や星がたえず規則正しい運行のもとに軌道が描かれます。

舟に身を横たえ、空の星月に見守られながら安らかに眠りにつく。
だんだんと寒さをましてくる十一月の夜に、舟の言霊は、そんなことをイメージさせてくれるのでした。
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